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↑ 左/絵里(えり)、奥/なつしずく、右/なつひかり

8月中旬、幸水を知人に贈ろうと思いまして、村上にある丸勘梨園さんへ伺いました。
丸勘さんと言えば、品種の多さで有名!
とにかく、いつ行っても一種類ってことは無いですからね。
この日も奥のテーブルに、あまり見かけない梨を発見!

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↑ 丸勘さんは、ピピゴルフの看板や七百餘所神社のある通り沿い。瓦屋根の長屋門が目印です。

幸水がいよいよピークという売り場で、青い梨は目を惹きます。
この品種は何ですか??
『もうそろそろシーズンが終わるけれど、これは「なつしずく」っていう品種ですよ。同じ青い梨でも、ちょっとカタチが少し長丸なこちらは、「絵里(えり」という品種。こっちは、赤なしの「なつひかり」』

と紹介いただいて、3種類みんな頂いて帰りました!

なつしずくって、最近市内のいろんな直売所でよく耳にする品種。
そういえば、まる奈梨園さんでも数年前から「人気が出てきた梨なんですよ!」と聞いた覚えが。
でも、口にするのは初めて!!

帰ってから、本当はちょっと冷やせば良かったんだろうけど、待ちきれず切り分けて試食・・・。

まずは、なつしずくから。
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まず、口に入れたときの香りが違う!
プラムのような、桃系のあまい香りが、ふわっと鼻を抜けていきます。
歯ごたえは、割とシャリ感がしっかりしていて、カット面を見てもう少しキメが細かいのかと思いましたが、思いのほかざらつきがある、梨らしい食感です。

もしかしたら、ちょっと冷やせばもう少し甘みが前面に出てきたかな??
どちらにしてもピーク終盤とのことだったので、これは来年ちゃんと旬の時期に食べてみたい品種です!


で、こちらが同じような名前の「なつひかり」。
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数年前に一度食べた以来だったから、あまり味を覚えていなかったんだけれど・・・。
とにかく、面白い味!
ジューシーで、わりとキメもそこそこ細かくて、舌触りがなめらか。
ほんのりと芯のあたりから酸味がジュワーっと感じられて、幸水の時期には新鮮な感覚です。なんだろう?この風味は、甘い柑橘系を彷彿とさせるような爽やかさだわ。
ちなみに酸味はそこまで強くないので、芯は浅めにカットして大丈夫そうです。

ラストは、聞きなれない品種の「絵里(えり)」
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たっしか、えりの漢字はこうだったと、丸勘さんが教えてくれたんですけれど・・・聞き間違えだったらゴメンナサイ。念のためネットで探してみたけど、見当たらなかった。
そして、たーしーかー、千葉のどこかで作られた最近の品種だったとおっしゃっていたような。間違いないのは、この「えり」というのネーミングは、作った方のお孫さんの名前から取ったということ。
これは記憶にしっかり残ってたから間違いない!

ジューシーなんだけど、結構食感がゴロっとした、歯ごたえのしっかりした梨です。梨らしい梨ってところかしら。
酸味も結構高めで、さっぱりした味わいでした。
口の中にあまったるさが残らないので、夏にスッキリと食べるのにピッタリなイメージ!


梨って、思っている以上に新品種が続々と出てくるんですね。
もっと長いスパンで生まれてくるものなんだと思っていたんだけれど、毎年のように新しい品種に出会えるのも、直売所めぐりの楽しいところ!
これは、同じ梨園さんに通い続けていては、なかなか無い経験なのです。
ぜひお気に入りの梨園さん以外も、飛び込みで訪れてみてはいかがですか?