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2022年3月下旬、とってもとっても残念ながら閉店してしまったそうです。ふと、定期的に食べたくなるラーメンやさんでした。
先月なび夫さんに誘われたとき、断らず一緒に食べに行っておけば良かった…。


2005年11月1日
以前「八千代ナビ!暮らしの掲示板(こちら)」でひろりんさんが気になっていたという、ゆりのき通りのラーメン店「のなか」へ、久々に食べに行ってきました。

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この「のなか」は、八千代中央駅周辺やゆりのき通りが賑わう以前から、ポツンとあったラーメン店でして、ちょっと近くに食べに行くとなるとこのラーメン店に足を運んでいました。さほど広くない店内で、全席カウンター(16席程度)です。待合用の長いすが壁際にあるので、そこで席が空くのを待ちます。ひろりんさんが気になってらした「ラーメン屋は子供連れだとちょっとどうかな?」というご心配の点ですが、今日入店したときには大人に混ざって4人ほどお子さんの顔が見えました。テーブル席ではないので食べづらいかもしれませんが・・・。ただ、店内の雰囲気的にはカウンター越しでラーメンを作ったり餃子を焼く音にかき消されて、少しくらい声が大きかったりしても全然気になる感じではありません。

こちらのメニューは、基本の醤油ラーメンと味噌ラーメンがあり、それぞれ各種トッピングを好みで増やしていくという感じです。今日は醤油ラーメン(450円)に、ネギ(100円)・メンマ(100円)・チャーシュー(300円)をトッピングした醤油ラーメン(950円)と、自家製ギョーザ(400円)を注文しました。特に券売機とかはありませんので、席に着いたらおじちゃんに声をかけてください。また、水はセフルで席の背面にあります。

ラーメンを待っている間に、半分くらいお客さんが帰り、すぐ後からまた来店して満席状態。かなり回転がいいようです。丁度12時半くらいでしたが、外まで列を成すほどではないものの、時間帯によっては待合の長いすが一杯になっています。

「餃子は6分ほどお時間がかかります」と壁に貼っておりましたが、ちょっと混んでいたこともあり、ほぼラーメンと同時にみんなカウンターに立ち並べられました。うーん、いつ見てもこのチャーシューの量、すごすぎるー!!

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基本は、ワカメ、ネギ、メンマ、チャーシュー1枚の具材に、ちょっぴりちぢれた手打ち太麺が結構多めに盛られています。(ちなみに、麺は中盛り1.5倍(100円)、大盛り2倍(200円)にすることも可)

ここのチャーシューは割りと私好みなんですけれど、はやりのトロ肉チャーシューとは真逆であまり脂っぽさはないのですが、厚切りで肉々しくて「焼豚」という表現が似合いそうな感じです。また、メンマがアクセントになってまして、あっさりしたスープに甘めのコクを出すというか、一緒にいただくとさらに味わい深い風味が楽しめます。

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醤油のスープは「変わっているとは思わない食べ慣れた味」なんですが、他で似たスープを思い出そうとしても結構出てこない、なんとも独特な味わい。だから、クセがなくて万人受けするし、またしばらくすると食べたいなぁと思わせる飽きのこないラーメンなんです。コクも十分あるし、麺とのバランスも絶妙ですし。

でも、後から来るお客さん、誰一人醤油を頼まないんですよね。みんな味噌ラーメン。そして、既に食べている方の器を覗いてもやっぱり味噌ラーメン。今まで味噌は頼んだことなかったんですが、もしやここ、味噌がおいしい店だった??

ラーメンも美味しいんですが、お持ち帰りもできる「自家製ギョーザ」6個いりもなかなかのお味ですよ。

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皮はぱりっとしているけれど、中はちゃんともっちりジューシー!ちゃんと肉汁が出てくるタイプです。味的にはそれほど肉っぽい感じはなく、むしろ甘い野菜の味が強い餃子です。ひとつずつがしっかり大きめで、お店の餃子というよりご家庭の味に近いかもしれません。

お会計も、カウンター越しに声をかけるとやってくれます。そして、おじちゃんの渋い声で、「ありがとうございまーす!」という挨拶が店内中に響き渡る中、店を後にしました。駐車場は、店の周りの敷地っぽいところから裏側に歩くとすぐ正面に結構な台数で用意してありますから、遠方からでも大丈夫です。

クセのない、スタンダードラーメンを食べたいときには、ぜひ「のなか」へ!

●ラーメン「のなか」 047-482-0486
千葉県八千代市ゆりのき台7-22-3(地図
営業時間/10:30~19:00 火曜定休日